五山の送り火
2020/09/04イベント
8月16日、京都のお盆の風物詩、五山の送り火が行われました。五山の送り火は、市街地を取り囲む山々に文字や形を灯す、お盆の終わりに御精霊様を送る恒例の伝統行事です。今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、実施が危ぶまれていましたが、点火する火床を大幅に減らすなど、規模を縮小して執り行われました。
当日は、送り火の情景がどのようになるのか不安でしたが、テレビ中継での点火の様子は昨年と変わりなく、粛々と火が入れられお経が読まれていました。
例年とは違う形ではありましたが、本来の意味に立ち返れば、このような時にこそ必要な行事だと思います。コロナ禍で亡くなられた方、現在も闘病中の方のことを思い祈る機会となったように感じました。
新型コロナウイルス感染症だけでなく、まだまだ暑い日が続き、熱中症にも注意がかかせません。皆さま、お体に気を付けてお過ごしください。
参考:6点の「大文字」ともる 新型コロナで縮小の「五山送り火」|京都新聞、https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/330487 (2020/9/2)