京都経営合理化研究会 秋のセミナー
2020/11/09イベント
10月9日、京経会秋のセミナーを開催しました。例年はお客様と一緒に懇親会をしておりましたが、今年は新型コロナウイルス感染症の流行を鑑み、オンラインセミナーを行う運びとなりました。
講師として、特定行政書士の松尾陽子先生をお招きし、家族信託についてお話しいただきました。信託は民法上の相続とは違い、財産の管理方法と承継方法を決めることで財産承継の悩みに対応することが可能な制度です。中でも家族信託(親愛信託)は、①財産を管理する人と財産から利益を得る人を別々に指定できる、②子の代だけでなく孫の代といった何代先も指定ができる、といったメリットがあります。但し相続税は発生するので、生命保険等を使って納税資金を準備しておくことが必要です。
松尾先生には、お子様がいない夫婦や会社の株を後継者に渡したい社長など様々な例を用いて、家族信託ならできることをやさしくご説明いただきました。相続時の悩みや発生する問題に対して、こういったアプローチもできることを伺い、良い機会になりました。
今回のセミナーは事務所初のオンラインセミナーであり、YouTubeLiveやZoomLiveでの配信に戸惑う点もありましたが、お客様にもご協力いただき無事に開催することができました。リモートでのセミナーというのも、できないものではないということが分かったように思います。今年は激動の一年となっていますが、新しい試みで学ぶことも多いなと感じた経験となりました。
なお、京経会セミナー2020「家族信託」は、弊社HPで公開しております。皆様も是非一度ご視聴下さい。
https://kmcs.co/news/info/20200925-2560.html