3月16日、北陸新幹線金沢・敦賀間が開業しました。東京～金沢間を結んでいた北陸新幹線が延伸し、小松駅、加賀温泉駅、芦原温泉駅、福井駅、越前たけふ駅、敦賀駅に停車するようになります。

東京都から福井県までが新幹線で結ばれることによる経済効果は、日本政策投資銀行によると福井県に年間３０９億円、石川県に同２７９億円の計５８８億円の経済波及効果があると試算されているそうです。

延伸により、東京～敦賀間の移動は特急などを使った同じルートでの移動と比べ約５０分短縮され料金も安くなり、沿線をビジネスや観光目的で訪れる人が増えることが予想されて、福井は観光業を中心に大変な盛り上がりを見せています。

ただ、新幹線の開業に合わせて、これまで金沢や福井と大阪・名古屋方面を乗り換えなしで結んでいた在来線特急はすべて敦賀止まりとなり、新幹線との乗り換えが必要となります。　　　　そのため、乗り換え無しで直結していた以前と比べると関西からのアクセスは悪くなっており、関西からの乗り換え負担による乗客離れを懸念する声もあるそうです。

今はまだ、京都・新大阪まで北陸新幹線は開通しておらず、敦賀〜新大阪間のルートは決定していますが着工時期や開業時期は未定なようです。

繁忙期が終わって仕事が落ち着いた際には、北陸へ観光に行くために新しい新幹線に乗ってみたいと思います。

北陸新幹線の延伸による盛り上がりが一過性のものにならず、北陸地方の振興に、そして能登半島地震の被災地復興につながることを祈っています。