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友ヶ島訪問記

2025/06/30イベント

先日、和歌山県加太沖に浮かぶ無人島「友ヶ島」へ訪れました。 
友ヶ島は紀淡海峡に位置する4つの島の総称で、中でも沖ノ島が観光の中心地となっています。かつて旧日本軍の要塞として利用された歴史があり、今ではその遺構が神秘的な雰囲気を漂わせています。

  

 

島の中心部を歩いて行くと、まず目に入るのが煉瓦造りのトンネルや建物群。これは明治時代に築かれた「第三砲台跡」です。長く伸びた通路や分厚い壁は、戦時中に重要な軍事施設であったことを物語っています。

建物内部には弾薬庫や兵舎の跡と思われる空間も残っており、ひんやりとした空気が独特の緊張感を漂わせていました。

        

また島内には、軍事施設だけでなく、かつて人が住んでいた形跡も点在しています。特に印象的だったのが、朽ち果てた木造家屋。内部には棚や押入れがそのまま残っており、生活の痕跡が随所に見られます。

 

砲台跡を抜けて森の中をさらに登っていくと、やがて海を一望できる展望台へとたどり着きます。石積みの柱とベンチが設置されたこの場所は、友ヶ島内でも特に人気のビュースポット。天気の良い日は、紀淡海峡の向こうに淡路島や四国の山々を望むことができます。 

  

自然と歴史、そして時間の流れが融合した友ヶ島は、ただの観光地とは一味違った深みのある場所でした。

日常から少し離れて、ゆっくりと過ごす一日を楽しみたい方にはぜひ訪れてほしいおすすめの島です。