

和歌山から天橋立へ ~近畿縦断紀行~
2026/06/11イベント
先日、和歌山県串本町にある「橋杭岩」で朝日を見たあと、そのまま京都府の「天橋立」まで足を延ばしてきました。車を使った移動になり少し大変でしたが、どちらも関西を代表する名勝地として知られていることもあり、とても満足の行く旅となりました。今回は、橋杭岩と天橋立、それぞれの景色や特徴についてご紹介いたします。
和歌山県串本町にある橋杭岩は、本州最南端に近い紀伊半島の海岸沿いに位置する景勝地で、国の名勝天然記念物にも指定されています。海の中に大小さまざまな岩柱が一直線に並ぶ独特な景観が特徴で、その姿が橋の杭のように見えることから「橋杭岩」と呼ばれるようになったと言われています。
当日は日の出前に現地へ到着しました。周辺には道の駅が整備されており、駐車場から海岸までも近いため、早朝でも訪れやすい場所です。
橋杭岩を通して見る朝日はとても美しいと評判で、日本の朝日百選の認定も受けているようで、朝日に照らされた橋杭岩は赤みを帯び、海面には光が反射してとても綺麗な風景が広がっていました。
規則的に並ぶ岩柱は自然が作り出したとは思えないほど整っており、神秘的な雰囲気があります。地元には、弘法大師と天邪鬼が橋を作る勝負をしたという伝説も残されており、こうした不思議な景観が昔から人々を惹きつけてきたのではと感じさせられました。 

橋杭岩で朝日を堪能したあとは、そのまま京都府北部にある天橋立へ向かいました。
天橋立は、日本三景の一つとして知られる京都屈指の観光地です。宮津湾に沿って約3.6キロにわたり砂州が伸び、その上には数千本の松が立ち並んでいます。展望所から眺めると、海の上に一本の緑の道が浮かんでいるように見え、その美しさから古くより多くの人々に親しまれてきました。
また、天橋立といえば有名なのが「股のぞき」です。身体を前に曲げ、逆さまに景色を見ることで、天へ続く橋のように見えることから「天橋立」という名前が付いたとも言われているそうです。
今回訪れた橋杭岩と天橋立は、どちらも海に関わる名勝地ではありますが、それぞれに独自の良さがありました。橋杭岩は太平洋の力強さと自然の迫力を感じる場所であり、天橋立は穏やかな湾と美しい松並木が織りなす上品な景観が魅力的です。
近年、京都では「オーバーツーリズム」が話題になることがあります。しかしながら、京都全体が常に混雑しているわけではなく、特定の場所や時期、時間帯に観光客が集中しているケースが現状です。こうした状況への対策の一つとして、「場所」「時期」「時間帯」の分散化が挙げられます。
近畿地方には南北を問わず魅力的な景勝地や観光地が数多く存在しています。また、海外からの観光客の方には、四季折々に表情を変える日本の風景がとても魅力的に映るそうです。
地域ごとの魅力をより多くの人に知ってもらい、国籍に関係なく美しい風景や文化を愛でることができる、そんな日本でありたいと願います。