毎年、京都では10月に時代祭が開催されます。
時代祭は、葵祭、祇園祭とともに京都三大祭のひとつであり、平安神宮の創建と平安遷都1100年を奉祝する行事として、1895年（明治28年）に始まりました。桓武天皇が794年（延暦13）に長岡京から平安京に都を移された日を‘京都の誕生日’として、現在は毎年10月22日に行われています。

この日は京都市内を各時代の装束で着飾った20の列、牛や馬を含む総勢およそ2000名の行列が巡行します。
行列の順番は新しい時代の明治維新の鼓笛隊を先頭にして、順次古い時代にさかのぼり、江戸、安土桃山、室町、吉野、鎌倉、藤原、延暦・・・・８つの時代を約２キロにわたる長い列が３時間（！）かけて続きます。その時代ごとに流行があり、華やかで美しい衣裳や、剣士たちの勇ましい姿、馬に乗る姿に歴史を感じます。

そしていま、昭和、平成へと時代はうつり変わり、服装などライフスタイルとともに、かつては夢の道具（？）とされていた携帯電話や音声認識ロボット、さらには宇宙旅行までもが実現化される時代となりました。そのうち行列に加わる日もくるかもしれませんね。

来年の時代祭は天皇即位の儀式開催のため、日付を変えて10月26日に開催されるそうです。昭和、平成と続き、新しい元号も気になるところですね。気は早いですが、新しい時代の到来に心が躍ります。どんな時代がやってくるのでしょうか？