

母の日 ~母の日に思い出す小さな記憶~
2026/05/28イベント
5月の第2日曜日は、母の日です。
母の日に欠かせないお花といえばカーネーション。
なぜこの花が贈られるようになったのでしょうか?
その由来には諸説がありますが、よく知られているのが、アメリカの女性活動家アンナ・シャービスにまつわるエソードです。
彼女は、亡き母親の追悼式で「母が生前好きだった」白いカーネーションを祭壇に飾りました。これがきっかけとなり、カーネーションが母の日の象徴として広まったといわれています。
健在のお母さんには赤いカーネーション、亡くなられたお母さんには白いカーネーションを贈る習慣が今でも残っています。
母の日が近づくと、街は赤やピンクのカーネーションで彩られます。
けれど、私が母の日に思い出すのは、花束よりももっとささやかな記憶です。
まだ私が小さかった頃。
母はいつも仕事で忙しく、ゆっくり話しができるのは日曜日くらいでした。
台所で料理をしながら、私の話に「うん、うん」と相づちを打って楽しそうに聞いてくれていたことを思い出します。
特別な話題ではなく、学校での小さな出来事や、友達と笑ったことなど。
何気ない話しばかりでしたが、そんな時間が私にとっては何よりの楽しみでした。
今思えば、母は「話しの内容」ではなく、「私の気持ち」を受け止めてくれていたのかもしれません。
大人になってからは、母と過ごす時間も少なくなり、心配をかけてしまうことも増えました。それでも母は、いつもと変わらず笑顔でそばにいてくれてました。
私が悲しみに落ち込んでいる時には、無理に言葉をかけることもなく、私が話しを始めるまで、静かにゆっくり寄り添ってくれていたような気がします。あの頃の情景は、今も私の心の奥に残っています。
早いもので、母が亡くなって14年になります。
いつも笑顔でいてくれていた母には、感謝の気持ちしかありません。
今年は母の大好きだったかすみ草と白いカーネーションを贈ろうと思います。