皆様、今年のゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたでしょうか？
各地で賑わいが戻り始めたことがニュースになり、久々に楽しい長期休暇を過ごされた方も多いと思います。

私は、先斗町歌舞練場で「鴨川をどり」を観てきました。
鴨川をどりは、先斗町で行われる舞踊公演で、京都の花街の中では最多の公演回数を誇ります。京都には、上七軒・祇園甲部・先斗町・祇園東・宮川町と5つの花街があり、併せて五花街と呼びます。それぞれに舞踊公演があり、北野をどり・都をどり・鴨川をどり・祇園をどり・京おどりと呼ばれています。祇園をどり以外は春に行われ、4月頃から順次催されます。その中で一番最後に始まるのが、鴨川をどりです。

公演は、第1部が舞踊劇、第二部は踊絵巻と称される純舞踊の二部構成でした。1部は、平安貴族のちょっとコメディな恋物語で、楽しく観劇しました。2部は、舞妓さんと芸妓さんそれぞれの踊りの後、全員で舞が披露されました。舞妓さんの少しあどけなさの残る可愛らしい舞と、芸妓さんの円熟したたおやかな舞が美しかったです。

　　　

そして、最後の踊りの途中に舞妓さんから手ぬぐいが投げられました。この手ぬぐい投げ、コロナ禍で昨年まではなくなっていたのですが、今年から再開されたようです。ライブなどでいう銀テープのようなイメージでしょうか？偶然にも前の方の席に座れたので受け取ることができ、嬉しいお土産になりました。

鴨川をどりは5月24日まで行われます。当日券もあるので、この機会に春の風物詩を感じてみてはいかがでしょうか。


参考：「鴨川をどり」先斗町歌舞練場｜京都新聞、https://www.kyoto-np.co.jp/ud/events/6417fe97b576221801000001(2023/05/08)