
9月の祝日
2025/09/08イベント
今年もあっという間に9月になってしまいましたね。2025年の9月には祝日が2日あります。敬老の日(9/15)と秋分の日(9/23)です。休みが取りたいという方には、嬉しい事実かもしれません。
ご存じの方も多いと思いますが、それぞれの祝日の由来などを知っておくと、休みをより楽しむことができるかもしれませんので、ご紹介いたします。
【敬老の日】
「敬老の日」は「お年寄りを敬愛し長寿をお祝いする日」として、毎年9月の第3月曜日に定められていますので、今年(2025年)は9月15日です。
老人の知恵を借りて村づくりをしようと、農作業の少なく気候の良い、9月15日を「としよりの日」としたことが、敬老の日の始まりです。1963年に「老人の日」が、1966年に現在の「敬老の日」が制定され、20世紀は9月15日に固定されていました。
しかし、21世紀に入り、2003年に開始したハッピーマンデー制度(月曜日を国民の祝日にすることで、3連休をつくることを目的とした制度)が施行されて以降、敬老の日は毎年9月の第3月曜日に変更され、9月15日に固定されることはなくなりました。ただ、「老人の日」はそのまま毎年9月15日に、「お年寄りの福祉について関心を深める日」として、また、敬老の日とは異なり、国民の祝日ではなく記念日として、今も残っています。
したがって、今年は偶然「敬老の日」と「老人の日」がかぶっているということになります。ちなみに直近でかぶったのは、2014年でした。
ちなみに、敬老の日は、何歳から祝うという明確なルールはなく、定年退職した年や70歳、80歳などの節目の年にお祝いを始める方が多いようです。
【秋分の日】
「秋分の日」は、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日として、「国民の祝日に関する法律」に記されています。
「秋分」とは、太陽が秋分点の上を通過する瞬間をいい、「秋分点」とは、太陽の通り道である「黄道」と地球の赤道を天まで延長したものである「天の赤道」の交点をいいます。黄道と天の赤道は、お互いが傾いているため、2点で交わり、秋分点と対をなすもう一方の点を「春分点」といいます。この秋分点、春分点を太陽が通過する日が、それぞれ「秋分の日」、「春分の日」と定義されており、これらの日は昼夜の長さがほぼ同じになるということです。
したがって、「彼岸(ご先祖のいる悟りの世界)」と「此岸(今生きている世界)」の距離が最も近い日と考えられ、秋分の日と春分の日にはお墓参りの習慣ができたようです。
9月は、9月決算法人が決算・申告の準備に取り掛かる一方で、多くの法人が該当する3月決算法人の中には中間申告の義務が生じる法人もあるでしょう。
年末にかけて慌ただしくなっていく中で、こういった祝日を有意義に過ごしたいですね。