~改元のご挨拶~
2019/05/01お知らせ
新しい元号が「令和」(れいわ)となりました。改元を寿ぎ、謹んでお祝い申し上げます。
令和の出典は日本の国書である「万葉集」の巻五、序文です。安倍首相は、春が訪れ咲き誇る梅の花のように、一人一人が希望とともにそれぞれの花を咲かせることのできる日本でありたい願いを込めた、との談話を発表しました。
あらためて平成の時代を思い返せば、バブルの絶頂から崩壊、失われた20年と金融危機、リーマンショック、そして阪神淡路および東日本大震災という国難に耐える30年であったかもしれません。そういう意味で、長く辛かった冬に別れを告げ、一人一人が希望の花を咲かせる素晴らしい春の時代にしたいという首相の談話には、日本国民の共通の願いをくみ取った内容であると感じさせられました。
改元にともない、あらたな需要も生まれます。結婚式や入籍を改元に合わせる「改元婚」プランが人気となっています。金箔や寿の文字が入った「ハレの日」商品の販売、百貨店やアマゾンジャパンによる改元セールも行われ、祝賀ムードの高まりが期待されます。また、はんこや書類の元号、システムなどの改修対応といった特需への対応準備も進められています。需要の喚起を、安定感のある持続的な経済成長へつないでいきたいと願います。
令と和の文字には、「よき」と「やわらかな」、という現代語訳がつけられています。「人々が美しく心を寄せあい」、そしてそれぞれが希望を抱くことのできる素晴らしい新時代のはじまりを祈念申し上げ、新元号のお祝いのご挨拶といたします。
京都むらさきの総合税理士法人
税理士 北條達人