相続税の電子申告
2024/11/18お知らせ
税務申告をオンラインで行えるシステム、e-Tax(電子申告)は平成16年から始まりました。それまでは申告書を郵送あるいは税務署に持参して提出していましたが、インターネット環境があればどこからでも申告が可能となりました。
その後利用可能な税目や手続きも増えたことで、利便性は年々向上しています。
しかしながら主要な税目の中で相続税の電子申告が可能となったのは、令和になってからでした。そのため利用率も他の税目に比べて低くなっています。その原因として、
①相続人全員の利用者識別番号(電子申告を行うための個人の番号)が必要
→利用者識別番号を取得しているかどうかの確認に時間と手間がかかる
(通知が本人に郵送でされるため)
②添付書類が多い
→送信できる容量の上限があるため、結局は紙での提出も必要となる
という理由がありました。
しかしながら、最近では
①については税理士宛てに電話連絡をしてもらうことが可能になった
②については送信容量が増加し、かつ添付しなければならない書類も削減された
ということで、利便性が大幅に向上しています。
DX化がすすめられている昨今においては税理士事務所も使えるようになったシステムには対応していかなければなりませんね。
e-Tax 国税電子申告・納税システム
【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)
相続税e-Tax特設サイト相続税e-Tax特設サイト|国税庁