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税理士によるChatGPTの活用

2025/06/16お知らせ

皆さんはChatGPTというものを聞いたり利用したことはあるでしょうか。
AIによるチャットサービスで、質問に答えたり資料の作成をお願いすることができるサービスです。
毎日のように進化を続け、もはや人間を超越する日も近いのでしょう。
AIの活用が士業にも広がりつつある中、税理士業務におけるChatGPTの活用も注目されています。
目的は「情報収集の効率化」「説明資料の作成支援」「一次チェック」のような非核心業務の補助です。

 ChatGPTでできること

  • 法令・通達の概要説明:所得税・相続税・法人税などの基本構造や改正点の要約
  • 質問対応ドラフト:顧問先からの一般的な質問への回答案の下書きを生成
  • 文書作成補助:提案書、意見書、FAQ、解説資料などの下書き作成
  • 計算ロジック検証:相続税や贈与税の控除、税率の確認などの検算補助
  • 税務調査の準備:想定問答や事前チェックリストの作成
  • 英文資料のサポート:国際税務に関する英語資料の作成・翻訳補助

ChatGPTの限界と注意点

  • 最新法令とのタイムラグ:最新の税制改正情報が反映されていない可能性
  • 誤情報のリスク:特殊ケースや例外規定などの誤った取り扱いが生じる可能性
  • 顧客対応の代替不可:顧問先の信頼関係や最終判断は人間の税理士が担う必要性
  • 書面添付制度・署名業務には非対応:ChatGPTでは正式な税務書類作成や署名は不可

実務導入のコツ

  • 使い所を限定:「情報収集」「文案作成」など非判断業務を中心に活用。
  • テンプレ化して活用:よくある質問への回答案やチェックリストを登録しておく。
  • 最終判断は必ず人間が行う:出力内容は必ず税理士が検証・編集。
  • 情報ソースを記録:ChatGPTに基づく内容には出典や根拠も明記。

活用事例

  1. 顧問先向け
    「相続税改正の概要説明」資料作成

ChatGPTに「令和7年度相続税改正のポイントを中小企業経営者向けに要約して」と依頼し、ベースとなるドラフトを数分で生成。それを自ら確認・加筆修正し、PDF化して顧問先へ配布。

  1. 事務所内マニュアルの作成

ChatGPTに「贈与税の配偶者控除の概要を税理士事務所職員向けに解説して」と依頼し、新人教育用の資料として活用。

ChatGPTは「税務の判断を代替する」ものではなく、「税理士の業務を補助するパートナー」です。使い方次第では、事務所の業務効率化やサービス品質向上に大きく貢献する可能性があります。重要なのは「正確性の検証」と「役割分担」です。うまく活用すれば、時間と労力を削減し、より価値ある専門業務に集中できます。

ちなみにこの文章もChatGPTで作成したものをベースにまとめたものになります。
いかがでしたでしょうか?