早いもので今年も残り2か月を切り、年末調整の時期となりました。

年末調整と聞くと、なんとなく税金が返ってくるというイメージを持っている方が多いかもしれませんが、給与所得者の年間の正しい税額を計算する、というとても重要な手続きです。

毎月の給与から天引きされている所得税は、あくまで概算です。年末調整では、各人の年末における扶養家族の状況、保険料控除などが考慮されることによって最終的に年間の　税額が正確に計算され、天引きされていた所得税との精算が行われます。

概算での納付が多いと還付となり、少ないと徴収されます。

年末時点で家族が扶養に該当するかを正確に把握しなければ、税金を多く納めすぎたり、逆に過少に納付してしまうことになります。（扶養にならない人を扶養に入れていた場合は会社にお尋ねがあります）

年末調整で税額を確定できるのは給与所得者の特権？です。
年に1回しかありませんが、毎年必ず行う手続きになりますのでしっかりと理解することが大切です！

※給与所得者であっても以下に該当する方は確定申告が必要です
2か所以上から給与を受けている人
給与が2,000万円を超える人
副業での収入、不動産収入がある人
不動産を売却した人
など

 【参考】

年末調整がよくわかるページ（令和５年分）｜国税庁 (nta.go.jp)